レビューR18『トモハメ』

※今回の記事には成年向けの内容が含まれます。

※サムネ用画像



▽やぁ。このすばブーストによって他のラノベもぼちぼち売れて嬉しい、うぃずだよ。

▽先日TwitterでDIVERSE NOVEL編集部アカウントから『レビュー待ってます』なんて言われて調子に乗って、速攻『トモハメ』を読み直した次第。ちょろい系レビュアーだから皆もっと煽っていいのよ?

…………。

 DIVERSE NOVELとは、2017年11月30日に新創刊された新しいレーベルです。

妄想を、形に。
新たな世界にダイブしよう――!


 がテーマなだけに、欲望に忠実な作品を次々と世に放っています。
DIVERSE』は『多様な』という意味であり、『DIVE(飛び込む)』と掛けて『広い世界に飛び込んでいく(生み出していく)』と言った感じの意味が込められているのでしょうか?
 綴りこそ違いますが『バース(誕生)』辺りも掛けられているかもしれませんね。


▽……成年向けのレビューの時はソフィアの目が冷たいね……オタクならエロとか気にするなよッ!

▽まぁそんなことは置いておいてだな、早速のレビューへ行こうか。

▼本文へ、どうぞ


トモハメ【書き下ろし特典付き】 (DIVERSE NOVEL)

トモハメ
著 懺悔 先生
イラスト ポチョムキン 先生

あらすじ

 幼馴染みはボーイッシュな爆乳美少女!!

 マサキ・渚(なぎさ)・友幸(ともゆき)は、子供の頃から幼馴染みの仲良し三人組。
 マサキは、渚と友幸が両思いで付き合うことになっても祝福し、変わらぬ友情を築いていた。
 夏のある日、いつものようにマサキの部屋で友幸が来るのを待っていた渚は、暑さに耐えきれず薄着になってしまう。
 普段は異性として意識しない渚の無防備な姿だが、溶けるような暑さに加え、若気の至りでついつい性的興奮を覚えてしまうマサキ。
 身近すぎる関係ゆえに、混じりっけ無しの友愛のみで二人は性を発散させてしまう――。

※公式サイトより引用

 
『トモハメ』――ああ、なんて簡略化されて美しいタイトルなのか。この4文字だけで、読者を魅了するタイトルはそうそうあるまい。表紙イラストの健康的肢体の双丘に目を取られながら考えたことはそんなことであった。

 いや、実際冗談ではなくてね。ここまでわかりやすく美しいタイトルってのはそうそうないのよ。

 だって、『トモハメ』って4文字を見ただけで、大体の男はその内容を察することが出来るだろうしね。語感も含めて最高のタイトル名なのは間違いないだろう。

 さて、内容なのだけど、帯に『愛情なんてこれっぽっちも無いけれど、手軽にすっきり友達っクス!!』とある通り『情愛に由来しない行為』を描いた作品となっている。

 幼い頃からの友人、親友同士の二人の軽いノリの掛け合い、あくまでもその延長線として描かれているはずの行為は、それでいてかなりの実用性を誇る。

 恋愛感情に依存しない行為、というのは成年向けカテゴリーでは特別珍しいテーマではなく、その中に『友人との行為』というのは一定数存在していて、そこまでマイナーという訳では無い。寧ろ、その後腐れない感じが好きという愛好家も多いだろう。

 そんな作品と比べた時、本作のヒロイン『』には1つの差異がある。

 親友でありながら、友人の彼女でもあるのである。

 主人公には2人の親友が居て、その2人というのが『渚』とその彼氏という訳なのだ。

 つまりこの作品はNTR属性である――のかと思えば、しかしそうではない。

 スパイスになっているというのは否定しないが、あくまで2人にとっての行為とは浮気でも何でもなくただの快楽を得るだけの行為なのだ。

 親友が困ってるからヌいてやる――ヒロインにとってはそれだけであり、快楽はそれに付随したオマケ、である。

 故にNTR物かと問われれば、僕は首を縦に振りにくい。やってることは確かにそうなのだが……。

 ヒロインの彼氏より先に様々な『初めて』を奪っていく様などは確かにNTR物のそれなのだが、特に抵抗する訳でもなく『主人公だし、いっか』みたいな軽いノリで許すヒロインからは罪悪感の欠片もない訳で。

 矢張りNTRの定義には当てはまらない様に思う。『トモハメ』でのそういった行為は、純粋に読者の情欲を煽るだけのものとして昇華されているのだ。

 友人という前提条件故に、どこまで許されるのか探り探りの行為がどんどんエスカレートして行き、最終的には孕ませてしまうというのに、受ける印象は清涼で青春的すらあるのだから何とも不思議である。

 男女の友情、その極地がもしかしたらこの作品にはあるのかもしれない。


最後までしてるのにまだ友情と言い張りますか……都合の良い妄想ですね。
そも、こ、行為……までして男女の友情が成立すると思ってるんですか?

▽お、やっと喋ったか。しかしその問いは愚かだと言わざるを得ない。

 そも現実でもいわゆる性産業というのが存在しており、ではそこに通う男と働く女性の間には愛情があるのか? と。いや、無いだろう。

 無論中にはそういう仲に発展することもあるだろうが、それは元々の関係性の違いの問題だ。前提条件が友人であり、主人公専用の嬢であると言えば発展のしようがないのが分かるだろう。

いや……そうですかねぇ……そんなことは無いと思うんですけど……

▽ま、完全に否定することは出来ないけどね。人間ってのは繁殖本能に恋愛感情なんて不確定な要素を絡めるバグだらけの生き物だし。故に友情での行為がありうるとも言えるのだけど。
 
 文章についても特段問題はなく、セリフの比率が高めかな?という位であり読むのに苦痛を感じたりはしない。ヒロインに対して罵倒地味たセリフを言うのは人によっては受け付けにくいかもしれないが、これが友人同士のやりとりだと考えればすっと受け入れられると思う。
 
 構成についても、内容はほぼ行為のことなのに既視感を覚えさせず全てが新鮮に描かれていき、上でも述べたが『エスカレートしていく様』が素晴らしく実用的であった。
 ポチョムキン先生のイラストも合わさり、健全な男性諸君には前屈み必至の内容であると自信を持って太鼓判を押せる。

 僕としてお気に入りのシーンとしては、ホテルでのエレベーターでの自然なキスからの行為に入る辺りだろうか。これで恋人ではないと言い切るのだが、それに説得力を与えるような軽すぎる台詞の投げあいがまた、情欲を煽るのだ。

▽……ソフィアのお気に入りは?


私は読んでませんっ!!
セクハラですよ、訴えますよいいんですか!?

▽まーたお約束みたいな……君が読んでたのは知ってるんだよ、ほら、早く言いなさい。楽になるから。

う……そりゃ、そりゃあラノベ読みですもん、読みましたけどっ……!
うぅ……。
……最後の、子作りのシーン、とか……


にゃあああああっ!!!
私の馬鹿ああああああ


 ……ということで、ソフィアの恥ずかしい台詞を永久保存したところで、こんな感じでどうですかねDIVERSE NOVELさん?

 

トモハメ【書き下ろし特典付き】 (DIVERSE NOVEL)



▽文芸書サイズは普段あまり読まないのだけど(値段も高いしハズレ率も、ね?)欲望に振り切った作品ってのは良いね、期待値が高いし。

▽そういう意味では、DIVERSE NOVELさんの他の書籍も読んでみたいと感じたよ。男の願望丸見えの作品が幾つか見えたしね?

▽基本的には文庫サイズのレビューをしていく方針には変わりはないけども、たまにはライト文芸も息抜きがてらレビューしていくつもり。

▽食わず嫌いは良くないしね。

▽さて、それでは今回はこの辺りで。ソフィアー、戻ってこーい。

……ばーか……

▽……駄目みたいですね。

▽それではまた次回。

▼貴方のラノベライフが潤わんことを。


 

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