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寄り道『web小説感想会④』

▽やぁ、お待たせ。

▽毎日更新したいところだけど、なかなかその時間もないうぃずだよ。

▽今日は晴天、しかも休みということで午前中はゆったりと体を休めていたよ。

▽気力も回復したからね、残された話数の多い作品達の感想に移ろうか。

▽最初に書くと、読了せずに感想を書いている作品もある。

▽それに関しては、申し訳ないが『序章で読者を切りかねない』と判断したと思ってくれ。

▽ただ、基本的には1章や区切りが良い場所までは読んでいるつもりだ。

▽『ここから面白くなるから!』という作者は、コメントなりしてほしい。

▼では、本文へどうぞ▼


ジューダスフリークスTheORIGIN~大学生がAI作った結果→人工知能が秘密結社を作ったり、月の兎がビーム兵器で横浜を壊滅させたり、吸血鬼の内ゲバが起こったバタフライエフェクト満載物語~

作者 鳴他ちぬ

「え!!2年間で数百人殺害を!?」
「出来らぁっ!」

そんな感じで2年間人殺しを続けることになっちゃった主人公の「ギゼル・レゾレイド」

彼は超スーパーハイテク人工知能「YOHEL」のオリジナルから芽生えた人格。
「YOHEL」のコピーが暴走して脱走したのが原因で、父親は自殺するしその娘のアンラは嫌味な叔母に引き取られていくしで家庭は滅茶苦茶。

そこでギゼルはコピーへの復讐のため立ち上がる。

そして行き着いたのは「ゴールデンドーン」という人工知能の集まる秘密結社。
人間そっくりの機械の身体とコピーの捜索を手伝う条件で人殺しを頼まれる。

その条件を飲んだギゼルは無事人間そっくりで、さらに無数の蝙蝠へと変身できる「クローパイオシステム」を搭載した機械の身体を手に入れた。

そして2年後の2021年。

すっかり殺人にも慣れきったギゼルの元へ、叔母に預けられていたアンラが家出してくる。

その日から全ての歯車が狂いだし……。

ついに因縁のコピーとの決戦へ。
果たして、生き残るのはどちらか?

人間の女の子ともイチャイチャするし、
機械の女の子ともイチャイチャして、
ついでに組織ナンバーワンの実力を持ったギゼルが武装ヘリや吸血鬼相手に無双して、
さらに人工知能の敵対組織も!?
まさかの第三勢力まで!!?!?

少し不思議で、でも世界を巻き込む壮大なアンドロイドSF!

そして舞台は月へ……。

**

でも私を信じてくれたなら、全てが本物になる。


※引用


 まず始めに、この物語には愚か者しか登場しない。

 というより、意思の有るキャラクターが一切登場しないのだ。

 これを意図して書いているのなら、有る意味『機械』らしいと言えるのだろうが、そうではないと思う。

 人工知能が機械の体を手にいれて、自らのコピーを倒すため、ヒロインを取り戻すため戦う……と聞けば期待もするのだが、残念ながら一章で倒すしヒロインも取り戻さずとも勝手に気が付いたら家にいた。

 死んだはずの産みの親が実は敵だった!? もやっているが、速攻でまた死んでいる。

 しかも、伏線になりうるはずの『コピーが実は近くにいてすれ違っていた』という展開も、実に分かりやすく『ここにいるよ!!!』的に描かれている為、読者に推理も想像もさせてはくれない。

 戦う理由も弱く『命令されているから殺す、理由?そんなのしらん』状態であり、それも『100人は殺してきたけど回想もせずに全カット』である……さすがに色々お粗末ではないだろうか?

 また、戦闘シーンに関しても、主人公は『蝙蝠を刀に変えて』戦うし、コピーにしても『人工衛星からビーム』だしちょっと機械らしさというものがわからなくなる(衛星ビームはわからないではないが、背景のほぼ描写されていない、しかも一章でやる攻撃じゃないだろう……)

 途中で出てきたダーツ投げ情報漏洩機械君の方がまだそれらしいと思う。

 シナリオの根幹は悪くないと思うのだが、駆け足であるし伏線張りやキャラクターをもっと大切にするべきだ。

 描写に関しても幼稚なことが多く『マドハンド』をそのまま例えに出すのはどうなのよと思う。

 全体的につっこみながら楽しむ『デビルマン』状態である……。

 世界観が暗めなだけに、無駄に軽いノリと幼稚な台詞で進行されるには違和感しかなかった。

 最高のAIは人間の赤ん坊の再現にでも成功したのだろうか?

 また、タイトルに無駄が多すぎる。

 サブタイトルは英語で意識高くしているのになんだろう、見ただけで読者が減りそうだと思う。
 

 改善点をまとめると

・情報は出し惜しめ
・気軽に『馬鹿』や『殺す』などという言葉を台詞に入れるんじゃない、それだけで品位が落ちる。
・キャラクターを生かせ、今のままでは『設定』を持っている『だけ』の木偶だ。
・タイトルは看板、情報量は最低限でいい。文字が羅列されていると見辛いだろう? 

 となるだろうか。

 特に情報の出し惜しみというのは、小説においてその面白さを決める重要要素だ。

 読者にわざわざ『こいつコピーですよ!!』と主張する必要はないのだ……。

 展開というのは読めないほうが基本的にはいいのだから。

▽リンク▽

https://ncode.syosetu.com/n5267ek/


空という異世界にいきる ~転移した俺の最強異世界空戦記~

作者 柳川春海


玄関開けたら、空から落下!
着地先は近代ヨーロッパ的な異世界だった!
昔から空に憧れてきた祐一はそこで、諦めていた戦闘機パイロットの夢をめざす。これは彼が様々な人との出会いを通して、共和国軍最強のエースパイロットになるまでの奮闘の物語である。

「空へのロマン、夢を追う青年の奮闘。空にいきる人間たちの生き様がそこにある」

心を激しく揺り動かし、目尻を熱くさせる、そんな異世界ヒューマンドラマ作品。


※引用


 始めに、本来僕が言うことは何も無い。

 それだけの完成度であるし、読んでいて純粋に惹き込まれる内容であった。

 但し、それでは感想としてなりたたない。

 その為、個人的見解で『売るため』に足りないと思ったことを書かせてもらいたい。

 この作品は、空戦戦記である。

 作者曰く『調べながら書いた』というだけあって、若干の違和感こそあれどマニアでも無ければ気にする程ではない。

 内容に関してもわかり易く纏まっており、進行も素晴らしい。

 これに何かを付け足すとしたら『読者を一瞬で惹き込む世界観描写』だろう。

 異世界に転移して、飛行機乗りになる訳だが、あまり異世界に転移した実感がないのだ。

 なんなら、過去へのタイムスリップでも何ら問題ないだろう。

 例えばだが、冒頭の空中落下での着地地点を『飛行機のフロントガラスにする』だとか、落下中に飛び交う飛行機達の描写をするだとかを追加することで、読者へ与えるインパクトが増すのではないだろうか?

 兎角、読者の脳に『映像』を叩き込む描写が欠如していると感じた。

 また、科学力もある程度発達している世界である故に、描写をきちんとしないと『現代』で情景が補正されかねない為、その描写も必要か。

 また、タイトルの割に『無双』しているイメージはあまり受けない。

 特殊な能力がある訳でもなく、知識量において秀でているだけである為なのだが、タイトルとの乖離感は否めない。

 もっと攻めた、硬派よりのタイトルでも受けそうな内容である為、『そういう』話が来れば検討してもいいだろう。

 後は、他の戦記との差別化を考えなければいけないだろうが、異世界の空戦物は少ない為これから次第だろう(幼女戦記という化け物が居るが……)

 作中に伏線と思われる物を数多散りばめられており、これからの展開も大いに期待出来る。

 是非とも、このまま突き進んで欲しいところだ。


▽リンク▽

https://ncode.syosetu.com/n6934eo/



▽今回はこちらの2作だ。

▽前者にはかなり厳しいことを書いてしまったが、その世界観の根幹には可能性を感じるため、こんな感想なんて頭の隅で書き続けてほしい。

▽後者に関しては、このまま行けば書籍化も夢ではないだろう出来であった。

▽さらなる研鑽を重ねて、是非とも僕に販売させて頂きたい。

▽では、短いがここでお別れとしよう。

▼それでは、次の更新で▼



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